海外出張手当いくらもらっているの?
海外出張の手当にはどんな種類があるの?
海外出張手当の平均相場ってどのくらいだろう?
など海外出張の手当や種類、金額について気になりますよね。
今回は、そんな疑問がある方に、海外出張経験者の私が「海外出張手当の種類と金額」を公開します。
海外出張手当の金額だけでなく「手当の平均相場」を国家公務員と企業に分けて解説します。
これから海外出張という方も!すでに海外出張を経験されている方も!ぜひ参考にしてみて下さい。
あなたの会社はいくらくらい?私の会社はこのくらいです。
初めての海外出張。
他の人の海外出張手当が気になる。
自分の会社の海外出張手当は妥当なの?
海外出張手当の種類について知りたい!
海外出張手当の平均相場について知りたい!
海外出張手当の種類について見ていきましょう
支度金
交通費
日当
宿泊費
事務費
1.支度金
支度金(したくきん)とは、海外出張先で生活していくために事前に準備を整える必要な手当です。
海外出張ならではの準備する費用ですね。
国内出張とは異なる準備品や携行品で、例えば、大きめのスーツケースやコンセント変換プラグなどがあげられます。
支度金は短い期間に何度も支給されるものではありません。
2.交通費
交通費は、海外出張に行くために発生する国内や海外での移動に関わる費用のことです。
具体的には、国内や海外での電車やバス、飛行機代などです。
簡単に説明すると、海外出張に「行って」から「帰ってくる」までにかかる全ての移動費用のことですね。
3.日当
日当とは、社員が勤務地を離れて海外出張する際に支払われる1日当たりの手当のことです。
出張に伴う食事代や私用の雑費、もしくわ肉体的・精神的な負担に対する補償ために支給されます。
海外出張に行くにあたって重要なのが日当です。
せっかくの海外ですので仕事はもちろんですが、楽しい思い出作りもしたいものです。
海外での生活や休日の観光などで出費をしてしまいますが日当がそれをカバーしてくれます。
4.宿泊費
宿泊費は、海外出張先のホテル宿泊にかかる費用のことですね。
一般的には、宿泊代金の実費を支給する方法と一律の金額を支給する2通りがあります。
一律の金額を支給する出張者側のメリットは、安いホテルに宿泊すれば差額が手元に残ります。
それとは反対に支給される金額よりホテル代が高い場合は、会社へ相談し実費支給に切り替えてもらいましょう。
5.事務費
事務費は、パスポート取得費用やVISA取得に関わる費用または、業務上必要な電話やインターネット接続料金などが事務費にあたります。
例えば、パスポートやVISAに関わる写真代・郵送料・申請料・住民票などの費用です。
海外出張者の立て替えによる実費精算が一般的です。
海外出張にはその他の手当もあった!
予防接種
荷物超過料金
日本からの手土産
1.予防接種
海外では日本にはない病気があり、予防接種を受けることにより、感染症にかかるリスクを下げることができます。
会社や産業医が認めた場合には、海外出張前に予防接種を受けることができます。
渡航先の国によっても予防接種の種類は違いますが、厚生労働省検疫所が推奨しているものであれば接種できます。
予防接種後の領収書で実費精算となり、病院や検疫所へ往復するための交通費も支給されます。
2.荷物超過料金
業務上、必要なものが多くなり空港での預け荷物で超過料金(荷物の重量制限オーバー)が発生する場合があります。
特に海外出張の日数が多い場合には、荷物も多くなり「荷物超過料金」が発生しやすいですね。
その場合には、領収書をもとに帰国後、実費精算となります。
3.日本からの手土産
常識の範囲であれば、渡航先でお世話になる方への手土産も精算できるとかできないとか。
手土産は買っていきますが、精算したことはありません。
(❁´◡`❁)
私の海外出張手当の金額を公開します!
それでは、私の海外出張手当の金額を公開していきます。
1.支度金
支度金(したくきん) | |
---|---|
1ヶ月未満の海外出張 | 5万円 |
1ヶ月以上の海外出張 | 10万円 |
支度金は、海外出張前と帰国後に支給を受ける2パターンがあり、どちらか一方を自分で選択できます。
会社として一律の金額を支給している手当ですので、全額使用しない場合は手元にお金が残りますが、不足した場合は追加で差額をもらうことはできません。
2.交通費
交通費 | |
---|---|
航空券 | 会社手配 |
その他(電車、バス) | 実費精算 |
航空券は会社手配、その他は領収書で帰国後に実費精算となります。
ただし海外出張先の空港に到着し、ホテルまでは会社が手配するタクシーに乗るので支払う必要がありません。
帰国のときも同じで、海外出張先のホテルから空港までは会社が手配するタクシーに乗るので、支払う必要はありません。
3.日当
日当 | |
---|---|
1ヶ月未満の日当 | 55$ |
1ヶ月以上の日当 | 60$(プラス5$) |
日当は、出発日の為替レート「ドル建て」での支給です。
渡航先を問わず1日当たり55$(ドル)です。
1ヶ月経過後からはプラス5$で、1日当たり60$を継続します。
休日に移動の場合は日当が1.5倍となります。
危険地域に海外出張する場合は日当が増える会社もありますね。
出張手当は、給与としてではなく経費として社員に支給されます。
その使い方は問われないため、そのままポケットマネーにしてしまっても問題ありません。
海外出張中に手当を全部使い切らなくても問題ありませんので、無駄な出費を減らせばそれだけ貯金できることになりますね。
4.宿泊費
宿泊費 | |
---|---|
会社がホテルへ支払う |
宿泊費は、会社が指定したホテルに宿泊しますので、会社が海外出張先のホテルへ支払います。
宿泊するホテルと会社の契約内容にもよりますが、クリーニング代を会社負担してくれることもあります。
(1日に5着までなどの制限あり)
5.事務費
事務費 | |
---|---|
実費精算 |
パスポート取得費用やVISA取得に関わる費用など渡航に必要な手続きは全て会社負担です。
インターネット接続料金は、出張先のネット環境が悪かったり、会社が認めれば支給してくれますが、基本認められないことが多いですね。
次に海外出張手当の平均相場を見ていきましょう。
海外出張手当(日当)の平均相場
海外出張手当(日当)の平均相場を上場企業と国家公務員に分けて解説していきます。
上場企業の平均相場は4,500円~7,000円
産労総合研究所の『2019年度国内・海外出張旅費に関する調査』による、日当の平均支給額(円建て企業)です。
北米で部長クラス5,593円・一般社員4,913円、東南アジアで部長クラス5,226円・一般社員4,543円などです。
エリア別にみてみると、北米(北アメリカ大陸)や欧州(ヨーロッパ圏)が比較的高い傾向にあります。
1日の海外出張について支給される手当は、平均相場としては4,500円から7,000円くらいが相場のようですね。
宿泊料も、渡航先や役職によって支給額が異なります。
宿泊費は、一般社員の場合で、12,000円から14,000円くらいが相場です。
国家公務員は役職により3,200円~13,100円
国家公務員の日当に関する資料によると役職と海外出張する国により違いがあり3,200円~13,100円となっています。
やはり、北米(北アメリカ大陸)や欧州(ヨーロッパ圏)が比較的高い傾向にあり、役職によって支給額が違いますね。
以下の資料は、国家公務員の宿泊費に関する資料なります。
宿泊費も日当と同じく、役職と海外出張する国により違いがあり9,700円~40,200円となっています。
平均相場と比較してみた!
日当の平均相場の比較 | |
---|---|
私 | 55$ |
上場企業 | 5,750円(4,500円~7,000円の平均) |
国家公務員 | 8,150円(3,200円~13,100円の平均) |
私の日当を上場企業と国家公務員の平均相場で比較するとこのようになりました。
結論!「役職と海外出張先の国により日当は異なる!」という結果になりました。
海外出張手当も課税対象になる?
海外出張手当は課税の対象となっているのでしょうか。
手当は原則として課税されない!
国税庁(消費税法基本通達11-2-1)に「海外出張のために支給する旅費、宿泊費及び日当等は、原則として課税仕入れに係る支払対価に該当しない」と規定されています。
(注2に記載されています。)
よって、海外出張手当は不課税となります。
実は海外出張だからといってすべてが課税されない訳ではありません。
では、次にどのような商品やサービスが課税がされているのかを見ていきましょう!
国内では課税されている!
国内における交通費
国内で購入した手土産など
チケット発券手数料や変更手数料
国内の旅客施設使用料
有料ラウンジサービス
海外出張の前日までに利用した国内における宿泊費
予防接種の費用(健康保険適用外のため課税となる)
旅費交通費のうち、国内における移動にかかった分については消費税が課税されています。
また、手土産等の購入費用も国内で購入した場合は課税され、空港内の免税店や機内販売、現地で購入した場合は不課税です。
旅客施設使用料とは、利用する出発・到着ロビー等さまざまな施設を整備するための費用になり航空運賃の中に含まれています。
つまり、国内で商品やサービスの提供を受けていることで消費税が課税されています。
私の海外出張手当(日当)と平均相場を比較!まとめ
海外出張手当は5種類、その他の手当は3種類
私の日当は55$
企業も国家公務員も役職と海外出張先の国により日当は異なる
私の「海外出張手当の種類や金額」と「海外出張手当の平均相場」について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
海外出張手当があれば、渡航先で楽しい思い出作りや疲れをリフレッシュするためなどお金の使い方は自由です。
メリットは、それだけではなく、出張の多かった月に手取りが増える…ということも。
そういう意味では、海外出張手当はありがたいものですよね。
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